シリーズ・沖縄の基地を視るU−001

ホワイトビーチに音響測定艦・掃海艦


ホワイトビーチの陸軍岸壁に停泊する掃海艦パイオニア(左)と音響測定艦ロイヤル

2月11日のホワイトビーチ。音響測定艦ロイヤル(T-AGOS 22)が入港中だ。

ロイヤルは昨年12月9日に5週間滞在した横浜ノースドックを出港、10日後にホワイトビーチに入港して4日間滞在してから東シナ海、南シナ海で潜水艦捜索の任務航海を続けていた。

5週間超の任務航海のあと2月8日にホワイトビーチに再び寄港した。音響測定艦が横浜ノースドックを実質的な母港として、乗組員の長期の休暇や搭載機器のメンテ、船の補修などを行い、 母港から出撃後はホワイトビーチを前線基地として活用し、物資の補給や乗組員の一部の交代などをホワイトビーチ寄港中に行い、また捜索海域に出ていくことを繰り返している。

この典型的な行動パターンをロイヤルも踏襲し、12日にホワイトビーチを出港した。

2月11日には、佐世保に配備されている掃海艦4隻のうちの1隻、パイオニア(MCM 9)も陸軍桟橋に停泊していた。この時期、佐世保から出た強襲揚陸艦アメリカ(LHA 6)を旗艦とする揚陸艦隊も 沖縄周辺で自衛隊の水陸機動団とともに合同の揚陸演習を行っていて、パイオニアも揚陸前の掃海を担当していた可能性が強い。

ホワイトビーチの海軍岸壁には海自護衛艦「はまぎり」(DD 155)あ停泊していた。

(RIMPEACE編集部 頼 和太郎)(2020.2.11 世嘉良 学 撮影)


海軍桟橋には海自護衛艦「はまぎり」が停泊


2020-2-17|HOME|